
結婚式場ってどうやって選ぶの?



好みに合った結婚式場を効率よく探したい!
インターネットを検索すると、本当にたくさんの結婚式場が出てきます。どうやって数多くの結婚式場から自分たちの希望に合った結婚式場を選ぶか迷いますよね。
私は自分の結婚式のとき10件以上もの結婚式場を巡り歩きました。
この記事では結婚式場選びをとことん経験した私が、後悔しない結婚式場の選び方を解説します!事前にポイントを押さえておけば、効率よく理想的な結婚式場に出会えます。
- 結婚式場を探す前に準備しておくこと
- 結婚式の選び方 10個のポイント
- ブライダルフェアに行ってみよう
- 結婚式場選びで後悔しないために



私の後悔した経験も交えながら、結婚式場の選び方の大事なポイントを伝えます!結婚式を検討しはじめたカップルの方に読んでほしい内容です。
結婚式場を探す前に準備しておくこと


結婚式場を検索する前に、まずは挙式までのスケジュールと挙式の具体的なイメージを固めておきましょう。
挙式までのスケジュールを確認する
「結婚式を挙げたい」と思ってから実際に結婚式を挙げるまで、一般的に半年から1年程度かかります。結婚式の内容や規模によって違ってきますが、平均的な準備の流れを表にまとめました。
時期 | やること |
1年前~6か月前 | 招待客のリストアップ 結婚式場・日程の決定 予算の決定 衣装の試着・検討 前撮りの検討 結婚指輪の準備 ブライダルエステの検討 |
~3か月前 | 祝辞・乾杯の挨拶・受付・余興の依頼 映像・BGMの検討 ゲストの宿泊・交通の確認 料理・装飾・引き出物の検討 |
~2か月前 | 招待状の作成・発送 二次会の検討 演出・ケーキの検討 持ち込みアイテムの検討 席次表・メニュー表・席札の検討 |
~1か月前 | へメイクリハーサル ゲストの着付け手配 司会者と打合せ スピーチ・手紙の原稿作成 |
~前日 | 持ち込みアイテム提出 最終見積もり |
ウエディングプランナーとの打合せが始まるのは挙式の4か月前ごろです。打合せがはじまると、やることが急に多くなります。ウエディングプランナーとの打合せになって、「やりたかったことが実はできない!?」とならないよう事前に何を準備しないといけないのか、情報を集めておきましょう。



私は結婚式の準備で何をするのかあまり理解しないまま、結婚式場をさがしました。打合せが進むとどんどんとやるべきことが提示され、戸惑うことが多かったです。事前にもっとリサーチしておくべきでした。
理想の結婚式をイメージする
結婚式場を探しはじめる前に、結婚式のイメージを二人で膨らませましょう。これだけは譲れないというポイントが定まれば、結婚式場を絞り込みやすくなります。
作りたい雰囲気や場所、着たい衣装、やりたい演出など考えてみてください。
イメージできなさそうであれば、SNSやインターネットで結婚式の実例を調べたり、実際に結婚式を挙げた友人に聞いたりするといいでしょう。
あまり理想を盛り込みすぎると、費用や時間の関係で現実的に難しくなります。イメージしたものの優先順位を決めておくことが大切です。
理想の結婚式のイメージが具体的であれば、結婚式場選びでお互いの意見がすれ違うこともなく、スムーズに結婚式場を選べます。
結婚式場の選び方 10個のポイント


数多くある結婚式場の中から自分たちにぴったりの結婚式場を選ぶため、必ず押さえておきたいポイントを10個紹介します。
① 挙式のスタイル
挙式とは、二人が結婚を誓い合う儀式です。ここでは主な4つのスタイル、教会式・人前式(じんぜんしき)・神前式(しんぜんしき)・仏前式(ぶつぜんしき)を紹介します。
二人のイメージに合ったものを選びましょう。
教会式
教会式とはチャペルで神に愛を誓う厳かな挙式で一番人気があるスタイルです。新婦はウエディングドレス、新郎はタキシードを着てバージンロードを歩く雰囲気が印象的です。
人前式
人前式とはゲストから結婚の承認を得る挙式スタイルです。宗教や格式にとらわれず、自由に進行や演出をアレンジできます。費用も他の挙式スタイルより比較的安く抑えられます。
神前式
神前式は神殿で神に二人の結婚を報告する日本の伝統的な挙式スタイルです。親族どうしが結びつくという考えのもと儀式が行われます。神殿が併設されている結婚式場や、提携神社のある結婚式場を探すのが一般的です。
仏前式
仏前式は仏様やご先祖様に結婚を報告する挙式スタイルです。挙式はお寺や仏前式に対応している結婚式場で行います。地域によっては自宅で行うこともあります。



最近はYouTubeやInstagramなどで実際の挙式スタイルを見ることができます。一度見てみて自分たちに合う挙式スタイルを選んでください。
②結婚式場のスタイル
結婚式場のスタイルは大きく4種類あります。ここではゲストハウス・専門式場・ホテル・レストランウエディングについて説明します。
4種類の特徴を踏まえ、二人の好みにあったスタイルを選びましょう。
ゲストハウス
ゲストハウスとは、邸宅のような雰囲気の中に、チャペルや披露宴会場、ガーデン、ロビーなどが備わった施設です。
施設を貸し切りで利用できるため、他の新郎新婦とすれ違うことはありません。まるでお家にゲストを招待するようなアットホームでカジュアルな結婚式が挙げられます。
専門式場
専門式場とは結婚式専門に作られた会場です。敷地内に複数の披露宴会場やチャペル、神殿など、結婚式を行うためのさまざまな施設が一通りそろっています。
和風や洋風、リゾート風などのテーマや、招待する人数によって会場を選択できます。
スタッフは結婚式のプロ集団。経験と知識が豊富なので、二人に合ったプランを提案してくれるでしょう。
専門式場は経験と知識と充実した施設を兼ね備えているので、忙しくて準備ができるか不安な方にも安心です。



私の場合は専門式場で結婚式を挙げました。準備期間が3か月という短期間でしたが、数々の要望に柔軟に対応していただき、満足いく結婚式が挙げられました。
ホテル
ホテルは格式があり高級感のある外観が特徴です。会社の上司や年配の方など格式を気にするゲストにも満足してもらえるでしょう。
ホテルはカフェや駐車場など施設が充実しており、少人数から大人数までゲストの人数に応じて柔軟に対応できます。宿泊施設が備わっているので、遠方から宿泊をともなったゲストが多い時にも便利です。
一方で、ホテルウエディングは挙式から披露宴までの流れにおいて柔軟性がやや低めです。オリジナリティあふれる演出は事前にできるか確認する必要があるでしょう。
レストラン
レストランウエディングとは、レストランを貸切って結婚式を行うスタイルです。普段は一般のレストランとして営業しているので、料理が美味しいのが特徴です。
一方で、専門式場のように設備が整っていない場合があるので、施設についてしっかりとした事前確認をおすすめします。規模は小さめですが、ゲストと近い、アットホームな雰囲気で結婚式ができるでしょう。
結婚式後、記念日やお祝いでなどでレストランを利用することもできます。



ゲストハウス・専門式場・ホテル・レストランの4種類の特徴を踏まえ、二人の好みにあったスタイルを選びましょう。
③人数
ゲストの人数を考えておきましょう。親族中心なら少人数、同僚や会社関係の方も招いて結婚式を挙げるなら大人数になることがあります。
結婚式場によってキャパシティが変わるので、人数の確認は必須です。結婚式場を決めてから人数が増える可能性もあります。人数に余裕をもって選びましょう。
④料理
多くのカップルは料理を重視しますし、料理の美味しさはゲストの満足度にも大きく影響します。
料理に力を入れている結婚式場がほとんどです。写真の見た目と実物に差がないか、ブライダルフェアや試食会などで料理の試食をすると良いでしょう。
⑤会場の設備
会場の設備について確認しましょう。
音響や映像システムだけでなく、親族控え室やゲストのウェイティングスペース、更衣室、駐車場など結婚式場のさまざまな設備を確認しましょう。
特に、年配の方にはバリアフリー、子連れの方には授乳室、おむつ替えスペースの完備が望ましいです。
⑥持ち込みが可能か
「持ち込み」とは結婚式場で用意されたものではなく、自分たちで用意したものを持ち込むことです。
たとえば、よく持ち込むものとしてドレスや衣装、カメラマン、引き出物などがあります。物によって持ち込み禁止であったり、持ち込み料がかかったりします。
持ち込む可能性があるものについて、事前に確認しておきましょう!



私は、ペーパーアイテムやアクセサリだけでなく、司会者やピアノ奏者、余興の外部ゲストも持ち込みました!
⑦交通アクセス
結婚式場までのアクセスを確認しましょう。ゲストの負担や親族の意向も考慮にいれて、できるだけ立地のいい場所を選べるとよいでしょう。
どうしてもアクセスがあまり良くない場合は、タクシーチケットや送迎バスの手配をしたほうがいいかもしれません。
⑧スタッフ
スタッフのふるまいや雰囲気をチェックしましょう。スタッフの対応によって結婚式のサービスの質や印象を左右します。
また打合せのときのスタッフと式本番のときのスタッフが違う場合があります。打合せのときのスタッフに担当してもらいたいときには、事前に確認しておきましょう。
⑨予算
結婚式にいくら予算を割けるかあらかじめ確認しておきましょう。
最初に結婚式場でなされる見積もりはたいていグレードが低いもので計算されています。一般的によく追加する演出や自分たちがこだわりたい内容を盛り込んだ予算を出してもらいましょう。
⑩日程・お日柄
結婚式の日程やお日柄も大切なポイントです。
人気のシーズンは春や秋、また人気のお日柄は「大安」や「友引」です。良い日程を確保するには早めに結婚式場探しをしたほうがいいでしょう。一方で、オフシーズンやお日柄にこだわらなければ、割引を受けられる場合もあります。



①~⑩までどれも確認が必須です!結婚式場での見積もりで説明できるように、二人でよく相談してくださいね。
ブライダルフェアに行ってみよう


結婚式のイメージを膨らませ、気になる結婚式場が決まったら、次はブライダルフェアに参加しましょう。結婚式場を実際に目で見て検討します。
ブライダルフェアとは
ブライダルフェアとは、実際に結婚式場に足を運び、式場見学だけでなくウエディングドレスの試着やコース料理の試食ができるイベントです。
予約は結婚式場のブライダルフェアのページやゼクシィのような結婚式情報サイトから可能で、たいてい無料で参加できます。
ブライダルフェアでは結婚式場を見学したあと、スタッフと相談しながら費用の見積もりもします。希望の日程やゲストの人数などあらかじめ考えておきましょう。
また、ブライダルフェアでの会場装飾や装花、試着するウエディングドレスはとても華やかですが、気に入ったとしても注意が必要です。同じものを実現しようとすると思わぬ追加料金が発生する可能性が高いので、スタッフによく確認しましょう。雰囲気や特典に流されて安易に契約しないよう注意してください。



ブライダルフェアは実際の結婚式をイメージできるとてもいい機会です。
ブライダルフェアのまわりかた
ブライダルフェアは3件以上参加することがおすすめです。
複数の結婚式場を実際に見ることで、会場の規模や料理、費用などを詳しく比較できます。また自分たちが大事にしたいポイントもより明確になってくるでしょう。
ブライダルフェアに1件参加するのには2~3時間程度かかります。余裕をもってまわるには1日2件程度が望ましいです。
また、第1希望の結婚式場は最後に見学するのがおすすめです。最初だと、他の式場との違いがわからず、本当にここでよいのか不安が残ります。最後にまわることで他の結婚式場と比較でき、納得して決められます。
ブライダルフェアはカップルにとって魅力的なイベントですが、できるだけ複数の会場をまわり、比較検討して結婚式場を選びましょう。



ブライダルフェアのきらびやかな雰囲気に流されて安易に契約することのないように注意してください!
結婚式場選びで後悔しないために


結婚式場選びで後悔しないために、押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。
余裕をもったスケジュール管理
スケジュールは余裕をもって決めることが大切です。
結婚式の準備には、両親への挨拶や指輪の準備、結婚式場選び、ゲストの選定……とやることがとてもたくさんあります。衣装選びやムービー作成に思わぬ時間がかかるなど、トラブルがつきものです。
結婚式場選びも、3件見学に行っただけで決められない場合に備え、もう数件式場を見て回れる余裕があると望ましいです。



私は約1か月間探して結婚式場を決めましたが、かなりのハードワークでした。結婚式場を選ぶのに最低2か月は確保することをおすすめします。
予算と実費差が無いようにサービス内容をよく確認する
結婚式場で成約前にもらった見積もりと、実際の支払金額には約100万円程度の差があるといわれます。
というのも、最初の見積もり段階では「最低限の項目しか含まれていない」からです。
追加で料金が発生しやすい項目に以下のものがあります。
- 衣装のランクアップ
- 装花のランクアップ
- ビデオ撮影の追加
- 持ち込み
見積もりの段階で追加料金が発生しそうな項目をチェックし、追加料金を含めた金額を提示してもらい、少しでも予算と実費差がないようにしましょう。



予算で後悔している方はとても多いです。見積もり段階でできる限り確認することをおすすめします。
結婚式場までのアクセスをシミレーションしておく
結婚式場を選ぶときは、一度駅から式場まで歩いて確かめておきましょう。
駅から近い結婚式場でも、段差が多く車いすやベビーカーの人に負担をかけるかもしれません。
またリゾートウエディングのように遠方で結婚式を挙げるときは、結婚式場へのアクセスの良さと宿泊施設の導線も考えましょう。
遠方からのゲストには結婚式場の費用とは別に、お車代や宿泊費の負担も必要な場合があります。ゲストが負担なく来られるようアクセスをシミュレーションしてみましょう。



私の場合は両実家からアクセスのよい場所で結婚式場を選びました。また遠方からのゲストと自分たちのために近隣のホテルを予約しました。
まとめ
この記事では結婚式場の選び方について解説しました。数多くある結婚式場の中に、二人にぴったりの結婚式場がきっとあるはずです。
この記事の要点は大きく以下の2点です。
- 検討するべき10個のポイントをふまえ結婚式をイメージする
- 3件以上の結婚式場に実際に行ってみて選ぶ
私の場合はブライダルフェアに3件行くだけでは納得できず、結局10件以上まわることになりました。10件以上まわると見積もりを見る目も養われ、冷静に結婚式場を選べたと思います。
しかし、足を運ぶ前にもっとしっかりと結婚式のイメージを作っておけば、10件以上もの結婚式場に行く必要はなかったのかもしれません。



この記事が二人の結婚式場選びの参考になれば幸いです!


ほしのこ
学生の頃はホテルの結婚式場でアルバイトをしていました。卒業後は、私立中高一貫校で数学の教師として10年間勤務。担任や部活顧問を経験し、数多くの卒業生を見送りました。
そして現在は3人の子育てをしながら、webライターをしています。教育に関心が高く、子供たちは現在シュタイナー学校に通っています。
趣味:メダカのお世話、バレーボール、時短家事、健康的なものを食べること
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